デロンギ全自動コーヒーマシンのウォーターフィルターは必要なのか、付けなくてもいいのか、気になりますよね。
デロンギのウォーターフィルターが必要かどうかは、美味しさへのこだわりや水の種類、またお手入れの手間の許容度によって異なります。
先に結論をお伝えすると、このようになりす。
付けた方がいい人
・水道水の硬度が高めの地域(関東・熊本・沖縄など)に住んでいる人
・除石灰作業の頻度を減らしたい人
・コーヒーの風味をより楽しみたい人
必ずしも必要でない人
・水道水がもともと軟水の地域(北海道・東北など)に住んでいる人
・除石灰作業が苦にならない人
・水道水ではなく、市販の軟水ミネラルウォーターを使用する人
本文でさらに詳しく説明していきます。

目次
デロンギ全自動コーヒーマシンのウォーターフィルターとは?
デロンギ全自動コーヒーマシンのウォーターフィルターは、水を軟水化し、マシン内部への石灰分の付着を軽減する役割を持っています。
軟水化することで、除石灰作業の頻度を減らし、マシンを適切に保つことができます。
また、コーヒーの味わいにも影響を与え、ミネラル分の少ない水はコーヒー豆本来の風味を引き立てるとされています。
ウォーターフィルターの交換目安は、使用開始から2か月後や「フィルター交換」の表示が出たときなどです。
ただし、デロンギのマシンはウォーターフィルターを使用しなくても問題なく動作します。
ウォーターフィルターを使うメリットとは?
デロンギの全自動コーヒーマシンはウォーターフィルターを使用しなくても使えますが、それではフィルターを使用するメリットは何でしょうか。
次の2点があげられます。
メンテナンス(除石灰作業)頻度を少なくできる
ウォーターフィルターを使用すると、除石灰作業のサイクルが約20%延長されます。
使用する水や頻度にもよりますが、フィルターなしの場合、除石灰作業は3か月〜半年に1回必要のようです。
ですが、フィルターを使うとこの頻度が少なくなります。
デロンギのコーヒーマシンは、使用するうちに水に含まれる石灰やミネラル成分が製品内部に蓄積するため、放置すると本体が故障する可能性があります。
ですので、これは必須の作業となります。
除石灰作業は30分ほど時間がかかるのと、たまにしかやらないので手順を毎回確認しながら、といった作業が億劫になる方が多いようです。
ウォーターフィルターを使用れば、その手間を減らすことができます。
コーヒーの味わいへの影響
水の硬度が高いと、ミネラル分がコーヒーの風味に影響を与え、味が変わることがあります。
ウォーターフィルターを使用することで、軟水化され、コーヒー本来の味を楽しみやすくなります。
特に、コーヒーの繊細な香りや酸味を重視する人にとっては、軟水のほうが適していると言われています。
日本人好みのまろやかなコーヒーを味わいたい方は、ウォーターフィルターを付けることでより満足度を高められそうです。
ウォーターフィルターを使わないメリットとは?
次に、ウォーターフィルターを使わないことで、どんなメリットがあるかについて考えてみます。
それは、ウォーターフィルター交換にかかる費用と手間を節約できることです。
ウォーターフィルターは、調査時点では定価1980円で売られていました。
これを、2か月ごとに交換するとなると、それなりにコストもかかります。
交換作業の手間については、こちらは比較的簡単で時間もかかりません。
設置していたフィルターは簡単に外せるので、手順に沿って新しいフィルターに取り換えるだけです。
手間という点では、除石灰作業を減らせる方がメリットは大きいと言えそうです。
ウォーターフィルターが必要な人・不要な人
それでは、ウォーターフィルターが必要な人・不要な人を整理してみました。
ウォーターフィルターが必要な人
- 水道水の硬度が高い地域(関東・熊本・沖縄など)に住んでいる人
- 除石灰作業の頻度を減らしたい人
- コーヒーの風味をより楽しみたい人
ウォーターフィルターが必ずしも必要でない人
- 水道水がもともと軟水の地域(北海道・東北など)に住んでいる人
- 除石灰作業が苦にならない人
- 水道水ではなく、市販の軟水ミネラルウォーターを使用する人
日本の水道水の硬度は?地域別の違いをチェック
ここでは水道水の硬度について、地域による違いを説明します。
WHOの定義と日本の水の硬度
WHO(世界保健機関)は、硬度60mg/L以下を軟水と定義しています。
日本の水道水の平均硬度は48.9mg/Lであり、世界的には軟水に分類されます。
日本の地域別の硬度分布
日本の水の硬度は地域によって異なり、以下のような傾向があります。
硬度が高い地域:
- 千葉県(83.4mg/L)
- 埼玉県(82.8mg/L)
- 東京都(65.8mg/L)
- 熊本県(72.2mg/L)
- 沖縄県(68.1mg/L)
硬度が低い地域:
- 北海道
- 東北地方
ただし、同じ県でも取水元などにより硬度に違いがあるので、お住いの地域の水道局のホームページなどで確認するのをおすすめします。
ウォーターフィルターを使わない場合の代替方法
ウォーターフィルターを使わない場合でも、いくつかの代替方法があります。
除石灰作業をしっかり行う
ウォーターフィルターを使用しない場合、定期的な除石灰作業が必要です。
頻度の目安は3か月〜半年に1回程度で、専用の除石灰剤であれば1回分約700円、所要時間は約30分かかります。
市販の軟水ミネラルウォーターを利用する
水道水の硬度が気になる場合、市販の軟水のミネラルウォーターを使用するのも一つの方法です。
コーヒーマシンに市販のミネラルウォーターを使うことについて、軟水であれば問題はなく、適した水であるとデロンギ公式サイトにも載っています。
「水について」
新鮮な水道水(浄水器・整水器)や軟水(硬度90mg/L以下)のミネラルウォーターが適しています
※硬水を使用すると石灰分が詰まり、故障の原因になります。
参考までに、代表的な市販の軟水ミネラルウォーターを載せておきます。
- クリスタルガイザー(硬度38mg/L)
- アサヒ おいしい水 天然水 六甲(硬度約40mg/L)
- キリンビバレッジ 自然が磨いた天然水(硬度約49~58mg/L)
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ただ、ペットボトルの水は開封すると雑菌の繁殖が早いため、1日を超えてタンクに水を入れたままにするのは控えた方が良さそうです。
デロンギのウォーターフィルターは必要かのまとめ
デロンギ全自動コーヒーマシンのウォーターフィルターは、必ずしも必要というわけではありません。
住んでいる地域の水の硬度や、コーヒーの味の好み、メンテナンスの手間を考慮して、使用するかどうかを決めるのがおすすめです。
水の硬度が高い地域に住んでいる場合は、フィルターを使うことでメンテナンスの負担を減らせます。
一方、もともと軟水の地域では、フィルターなしでも除石灰作業は少ない頻度で使えます。
自分の環境に合った方法を選んで、快適なコーヒーライフを楽しんでくださいね。
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